緋山酔恭「山水石美術館」 全国の水石・美石を紹介 根尾の孔雀石


根尾の孔雀石




孔雀石というと、外国産のマラカイトという鉱物が

観賞石、パワーストーンとして広く知られています


 マラカイト  ウキペディアより



マラカイトは、銅の二次鉱物です

〔 二次鉱物とぱ、本体の岩石が形成された後に

変成作用や変質作用などで形成された鉱物 〕


これに対し、根尾の孔雀石とは

大部分が石灰岩(方解石)で出来ているそうです



石灰岩は、炭酸カルシウムを主成分とする岩石で

方解石という鉱物の集合体です

方解石を主成分とする堆積岩です



大理石は、石灰岩の一種で、結晶質石灰岩とも呼ばれます

石灰石が、地中(マグマ)の熱によって熱変成を受け。再結晶化した変成岩です


但し、一般的には建築物の壁などに石材として使われる石灰石を

大理石と総称しているため

熱変成を受けていない石灰石も

石材として使われる場合は大理石と呼ばれる場合があるそうです



なお、熱や圧力をほとんど受けていない石灰岩では

肉眼的な大きさの方解石結晶はありません

再結晶した石灰岩の破断面には

方解石の劈開面(へきかいめん)がよく見られるといいます


〔結晶に機械的な力を加えると特定の方向に沿って割れ

平滑な面が出現することを劈開という〕



方解石の硬度は3です

人間の爪が2~2.5、歯が7~8ですから

岐阜の孔雀石は、軟らかい石であることがわかります




岐阜の孔雀石は、硬度が低いため、色味が劣ります

磨いても、ジャスパー(碧玉)のような艶は望めず

内面からにじみ出てくるような輝きはのぞめません






菊花石専門の業者 杉山さんより

「菊石 孔雀石」という素晴らしい写真集を

いただきました





ワコー菊花石センター  若森孝基

1974年(昭和49) 限定1000部出版

価格 2万円

とあります




杉山さんのお話によると

若森氏は、菊花石の8割を産出した

赤倉山の所有者であったらしく


「石神さんのように

採掘した原石を、磨いて売っていたのだろう」


「昔、岐阜にお店があったが

菊花石のブームが終わって

まもなく潰れてしまった」


「おそらく山も手放したのではないのか?」


という話でした





「菊石 孔雀石」という写真集は

オールカラーで、写真の画質も最高で


私がこれまでに見てきた

石関係の書籍で、ここまでお金をかけたものはみたことありません



岐阜県知事の菊花石の紹介文や

岐阜市長の祝辞まで、顔写真つきで掲載されていて

当時の若森氏の隆盛ぶりを思わせます





また、この写真集には


伊勢神宮、熱田神宮(愛知県)、靖国神社、高千穂天岩戸神社(宮崎県)

多賀大社(滋賀県)、橿原神宮(かしわらじんぐう・奈良県)

出雲大社、大山祇神社(おおやまつみじんじゃ・愛媛県大三島)

明治神宮、北海道神宮(札幌市)、猿田彦神社(三重県伊勢市)

津嶋神社(香川県津島)、恵比寿神社(渋谷区恵比寿)

大山阿夫利神社(おおやまあふりじんじゃ・神奈川県大山)

南宮大社(岐阜県)、大神神社(おおみわじんじゃ・奈良県)

吉田神社(京都市)、稲荷神社(京都の伏見稲荷か?)

太宰府天満宮、貴船神社(京都府)

永平寺、高野山金剛峯寺(こんごうぶじ)、成田山新勝寺

首相官邸

などといった


名だたる社寺に、菊花石や孔雀石を

奉納したときの記念の写真も掲載されており


若森氏が、日本の国土よりうまれた至宝を

社寺に奉納することで、国家の安泰を念願したことがうかがえます










それから、根尾の孔雀は、菊花石の産出する赤倉山で採れますが

とっくに採りつくされたようです




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孔雀石については、赤倉山のうち

〇印をつけた一角(10平方メートル)からしか産出しなかったとあります





「菊石 孔雀石」から



高さ37センチ




横58×高さ45

首相官邸に贈呈とあります







貝沼喜久男 更紗花瓶保存会 を立ち上げられた

七里会長さんが、素晴らしい赤の孔雀石を入手された

ということで、写真をいただきました



大きさは、縦48、横30、奥23センチ (台座別)

推定50㎏ (重すぎて測れなかったそうです)




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赤の孔雀に、黄色の孔雀が入っています




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白木の山の所有することとなり

現在唯一、菊花石の競りを催している

石神さんが「二度と出ない、こんな孔雀は見たことない」

とずっと言っておられたそうで

奇跡的な石といえます



産地は、大須(赤倉山)から白木(初鹿)を流れる東谷川で

川ズレを磨いたそうです






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赤孔雀と並べると小ぶりにみえますが大きさがあります

こちらもなかなか素敵な景色の桜石です





七里会長所有の根尾の大須産の孔雀石です

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大きな玉と、小さな玉が混じっていて、色が上品です

それと石を、変化をつけて磨いているのもいいですね













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横37×高さ(台込)16.5×奥4.2(下が厚く、上は薄い)  およそ2.5㎏


岐阜の菊花石で、人気の高いのが青孔雀です

しかし、青といっても白っぽかったり

また、さびが入っていて、鑑賞に支障があるものがほとんどです



この石は、色と景色は最高です

岐阜の孔雀としては艶も最高です

但し、磨いたときに割れてしまったそうで、右の方から下にかけて

補修の跡がみられます






裏には傷はないのですが、表の方が若干、景色と色具合がいいのと

表は変化をつけて(形をつくって)磨いてあるのに対し

裏は平面磨きです



この石は、満天菊さんよりいただきました











横9.5×高さ(台込)7×奥7.5  539g




この石も、満天菊さんよりいただきました

小品ですが青の濃い珍しいタイプです










横23.5×高さ(台込)27.5×奥14  およそ9.5㎏










こうした渋い色味のものも

これはこれでいい感じです





















横11.5×高さ(台込)14.5×奥6  1071g




この石は、天然石大好きさんに、頼み込んでゆずってもらった石です


佐渡の石もそうですが、赤は硬く、青は軟らかいので

赤い部分はある程度硬度をもつようです











横9.5×高さ(台込)8×奥6  719g













横8.5×高さ(台込)15.5×奥5.5  1072g




この石は、岐阜の菊花石のとれる初鹿谷で

白山紋石庵の山下さんが拾われたものを譲っていただきました

まことに珍品で

メノウ化が進んでいて

いい色の石です


まことに珍品で

メノウ化が進んでいて

色具合のいい石です












横11.5×高さ(台込)8.5×奥5.5  872g



この石は、岐阜の菊花石のとれる初鹿谷で

白山紋石庵の山下さんが拾われたものを譲っていただきました


緑が混じっていますが、石の色が暗いので

分かりにくいのが残念なところです


メノウ化が進んでいます










赤孔雀




横23.5×高さ(台込)17.5×奥9  およそ4.5㎏







この石も、天然石大好きさんに、頼み込んでゆずってもらった石で

天然石大好きさんのブログには

根尾大須(赤倉山)から産出された石で、これ孔雀石?

と思われる方も居るかもしれませんが

根尾桜石とも違いますし、自分的に根尾孔雀石と分類いたしました

通常の根尾孔雀石は石灰分が含まれる為か、非常に柔らかいんですが

この石は そこそこの硬さがありましたし、粘りも差ほど無かったです。


と紹介されています


台座は高級家具材のチークを使用したそうです










青孔雀




横12×高さ(台込)12.5×奥5  1144g







一番、基本的な岐阜の孔雀石です


この石は玉はこぶりですが

孔雀としては硬質で、色味がいいです










白孔雀




横20×高さ(台込)15×奥9.5  3.5㎏強








青の孔雀の色が入らなかったもののようですが

それにしてもみごとに白いです


満天菊さんからいただきました










緑孔雀





横10×高さ(台込)13.5×奥6.5  898g
























横34×高さ20×奥3.5  およそ4.5㎏強








なかなかこれだけ玉の大きな青玉はありません


梅花石と孔雀石という区別ですが

基本的には、玉が〇が梅花  玉が◎が孔雀 となります


◎は、孔雀の羽根を象徴しているわけです


なので、この石は≪孔雀≫の名にふさわしい石といえます


菊花石・水石専門業者の天勝庵の渡辺さんからいただきました












横13.5×高さ(台込)19.5×奥6.5  2636g







水色がかった白の玉に、臙脂の斑が入り

上品で素敵な色彩です










孔雀菊花石




横18.5×高さ(台込)15×奥4  1180g




この石は、小ぶりながら、孔雀菊花石の名品といえます

花に綺麗な黄色の中芯があり

孔雀の玉もしっかり出ていて、なにより動きがあります










孔雀菊花石




横14.5×高さ(台込)18×奥7  2642g

















こちらの孔雀菊花石は、紋様が面白いです









孔雀菊花石

(裏が、白木の孔雀石)




横31.5×高さ(台込)25×奥10.5  およそ10㎏




二重の花もみられます











ピンク花の決定版と言える名石です

初鹿谷産で、表は、グリーン母岩に花が咲き

裏は、白木の孔雀石として観賞できます










孔雀菊花石




横29.5×高さ(台込)12.5×奥18.5  およそ6㎏













孔雀菊花の場合、色がカラフルなだけで

孔雀の羽模様(玉)が出ていないものがほとんどですね

また、玉が出ていても梨のように小さかったり

孔雀模様が、菊花石全体に対して、わずかばかり出ているにすぎなかったりです


また、仮に玉がよく出ていても

母岩にサビが多かったり、

花がボケていたりとなかなか完璧というのは難しいようです



この石は、菊より孔雀がよく、玉がはっきりしている上に、五色です



グリーン、黄色、こげ茶、茶赤、白の五色の孔雀で

特筆すべきは

グリーン、黄色、白の3色の玉が

混在しているというところです










桜孔雀石








横34×高さ32.5(台込)×奥15  およそ18.5㎏







赤がわりと鮮やかでキレイです





桜模様

(フラッシュで明るく撮れています)





この石は、あきらかに、下大須の孔雀石なのですが

そこに赤の花模様(桜)が入る希少な石で


希少というだけでなく、色彩も景色もすばらしく

大きさもあります










孔雀桜石





横10×高さ(台込)20×奥10.5  2032g














花は、ぼたん(あるいは梅花)ですが

母岩は明らかに、根尾の桜石です










実際の玉は小さいです

同心円のものも見られます






孔雀の玉は小さいのですが

石質が硬く、鮮やかな赤が入っているので

銀の孔雀と赤で、とても美しい石です



また、一つ上の石が、母岩が孔雀石、模様が桜なのに対し

こちらは、母岩が桜石、模様が孔雀です












横17.5×高さ15×奥12  およそ4.5㎏







この石も、孔雀石とも桜石とも呼べる石ですが

桜石に近いものです



ヤフオクに、佐渡の赤玉として出ていたのを落札したのですが

競って3万円を超えてしまいました

競ってきた人は、佐渡の羽茂五色かなんかと思ったのでしょうか?





このような赤い桜石は、地元の愛石家の自採石として

ブログでみたことがあり

ぜひ入手したいと、ずっと思っていました


なお、表面は磨いてあるようですが

宝石磨きでピカピカにしたというのではなく

自然風に仕上げてあります



また、ヤフオクの写真ほどには

そのままの状態では美しくないので

ベビーオイルを塗って撮影しました









孔雀菊花石




横15.5×高さ(台込)14.5×奥6  1123g

















ヤフオクで落札した

孔雀菊花石です


小ぶりな石ではありますが

全体のバランスがよく

孔雀菊花石としては、花の形も抜群です


また、孔雀の玉(羽模様)もしっかりしていて

赤もわりと鮮やかです


よく赤だと思って落札すると

茶赤だったなんてことも多いのですが

ちゃんとした赤です


石に落ち着きがあって

菊は、野菊を思わせる野趣があり

赤は、もみじとして

秋の山野をイメージできます



なお、根尾の菊花石を自採し、磨きをしている

白山紋石庵の山下さんのお話では


白山紋石や津軽錦石の岩崎花紋石は

球果流紋岩なので

花が球果として入っている

なので、どっから磨いても問題なく花が出てくる

しかし、菊花石の場合、水平に入っていたりで

うまく磨かないと花が出なかったり

また磨き過ぎると花がなくなってしまったりで

そのへんが難しい

とのことです



とはいえ、この石の菊花の場合、厚みがないので

樹脂埋め込んだニセモノを疑いました




こうした花↓と同質の加工花を疑ったわけです








この石の花なんかは、根尾の菊花石専門業者の杉山さん曰く

「加工にしても、樹脂を埋め込んだというより

ただペイントしたようなひどい粗悪品だね(笑)」とのことです






そこで、杉山さんに、ヤフオクにログインしてみてもらい

「この花は、ホンモノです。わたしが保証します」

との確証をいただけたので

落札しました





むしろ杉山さんは、赤が写真のような鮮やかな色でなく

くすんだ赤ではないのか?

と、そのことを気にしていました




これについては

わたしは、天然石大好きさんから

この石↓をいただいていたので

これほどではないにしても

それなりにいい赤なはずだ

という確信があったわけです







ちなみに、五城目孔雀石が、ジャスパー系統であるのに対し

岐阜の孔雀石は、大理石(石灰岩)の系統なので

照り、色の深み、透明感 いずれも

ジャスパー系の五城目に比べたらずっと落ちます




ただ、孔雀の赤い部分は、青い部分よりはずっと硬いです


これは、ジャスパー(碧玉)でも言えることです


例外的に、土岐石や、北海道の興部(おこっぺ)

一部の出雲めのう(花仙山のジャスパー)は

緑でも質はよいのですが


全体的にいうと、 赤に比べると、軟質で

かなり質が落ちます



また、完全に青や水色のジャスパーは存在しないと思われます

下仁田なんかに近いモノはあっても

ジャスパーとは言えないほど

硬さも重さもありません









五色孔雀石




横30×高さ23×奥19  およそ22㎏




岐阜の色彩石としては

最高峰の部類と言えます


よく赤孔雀や紅孔雀と謳う石はみかけますが

赤が「赤茶」ですね



この石は、赤茶の上に、鮮やかな朱色の紅を流したような景色です


母岩の茶色が派手さを抑え、右の青に孔雀の玉がみられます

欲を言えば、玉がもう少し大きければというところでしょうか・・・



このように、茶赤さらには、鮮やかな朱色の紅を

かけた(流した)ようにみえるのは

赤が硬度が高く、茶と青が低いため

磨いたとき、赤い部分だけ艶が出ることからです


茨城の水石業者の株木さんからいただきました






ニュウ(白線)が、若干、多いので、横に寝かして観賞したほうが

いいですね








昭和41年、石井銘石店刊行の 石井喜右衛門著

「石のこころ」にみられる根尾の孔雀石


孔雀石としは最大級の大きさとあります





以下「菊石 孔雀石」より



高さ50センチ




横37センチ




大きさの記述なし

大山祇神社(おおやまつみじんじゃ・愛媛県大三島)

に奉納とあります



実際は、ここまで鮮やかではないでしょうが

このように、赤のレベルが高い

根尾の孔雀は

菊花石専門の業者 杉山さん(すでに80歳近い方)

ですら、写真でしかみたことない

と言っておられました



それくらい希少な石です









孔雀菊花石




横21×高さ(台込)30×奥7  およそ5.5㎏














この孔雀菊花石は

貝沼喜久男 更紗花瓶保存会の

七里会長よりいただまました



孔雀の玉が小さいのと、錆が目立ちますが

花の数が多く

全体のバランスがよいです


また、孔雀と花のバランスもよいです


花は、若干、ボケてはいますが

孔雀菊としては、形もよく

なかなかなものです


それと、毬花(まりばな)が多く混在しているところに

面白さがあります





七里会長によると、白木産とのことです


七里さんは、ご自身、桜石、孔雀石、菊花石を

収集、コレクションもなさっておられるのですが


「赤倉山は、粒の大きな本孔雀が有名ですが

白木にも孔雀石はいっぱいあります

白木の孔雀は、粒は大きくても5mm程度です

ただ、白木の孔雀は種類が多いです」


「ちなみに、美山から神崎でも孔雀石は拾えます

赤孔雀や、珍しい孔雀が出る場合、美山(神崎)が多い気がします」



というお話をしてくださいました









孔雀菊花石




横18×高さ(台込)30×奥10  8㎏強





























この孔雀菊花石は

玉が小さいのと、花の数が少ない

という欠点はあるものの


なにしろ美しいです!!

まさに「孔雀」の名にふさわしい名石です




菊花石の8割を産出した

赤倉山の所有者であった若森氏が出版した


「菊石 孔雀石」という写真集にみられる

この石↓





孔雀菊花石の最高峰である

とみていましたが


美しさという点においては

この石の上をいきます




美しさの原因は

なんといっても

鮮やかの赤が入ること

そして、その赤と青の織り成す色調からくるものでしょう


また、花の芯が黄色であるのも

一興を添えています


孔雀菊花によくみられる

サビの混入もみられません









孔雀菊花石




横17×高さ(台込)23×奥11  およそ4㎏














やや小ぶりではありますが、孔雀も菊も申し分なく

これぞ≪孔雀菊花石≫と言える石です


貝沼喜久男 更紗花瓶保存会の

七里会長が、わざわざ見つけてきてくださいました









赤のレベルが高い

孔雀石










このタイプの孔雀石を、ついに入手






横37.5×高さ(台込)27.5×奥18  およそ21.5㎏




















骨董・ブランド品・リサイクル品を扱う

香川県の業者さんから、ヤフオクを通しての購入です



「曙光」(しょこう)という銘がついていました



このように、赤のレベルが高い

根尾の孔雀は

根尾の石を専門とする業者 杉山さん(すでに80歳近い方)

ですら、写真でしかみたことない

と言っておられたことを考えると



この値段はかなり安かったとみるべきでしょう



私も、この赤の孔雀は

「菊石 孔雀石」でしか見たこと ありませんでした




10㎏を超えるこのタイプで

景色の秀でた石は、日本広しといえ10石はないと想われます




なお、赤の色彩に関しては

予想していたとおり「菊石 孔雀石」の写真は

誇張されすぎていました



鮮やかすぎます


光源によっても色彩に違いが出るので

多少、ひいき目な写真を記載するのは、罪はありませんが

あそこまで、キレイな赤では、捏造です(笑)












横12×高さ(台込)17×奥8.5  2127g








球顆が見られます






緑と紫の入った母岩に

小さな赤い玉が入っています



石が暗く模様が見えいのですが

ジャスパー質なのでしょうか? ツヤがよいです










最高峰の青孔雀石





横61×高さ(台込)28×奥1.5  およそ21㎏




































孔雀の紋様も見られます












オス(奥)とメス(手前)がいるように見ることもできます



この石は、現在、唯一、菊花石に関する市を開催なされている石神さんより

更紗花瓶保存会の七里会長が入手し

会長より私のもとにきました


石神さんは、菊花石の山を所有し

菊花石文化をずっとけん引しなされてきて人ですが


七里会長によると、この石と全く同じ母岩

(細かな孔雀紋が石全体を覆っている)で

何百キロクラスのものが、石神さんのところにあるそうです



そうしたバカでかいクラスは除外し

鑑賞石という観点からいうと


石神さんも、七里さんも

「この石にまさる根尾の青孔雀はない」

と太鼓判を押す最高峰の根尾の孔雀です




なお、孔雀がいることは知らされておらず

写真を撮影していて、私が気づきました


孔雀がいることをもって

私にもこの石が最高峰の青である

という印象が決定づけられました












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