緋山酔恭「山水石美術館」 全国の水石・美石を紹介 秋田錦石、鳥海山錦石


秋田錦石


森の津軽錦石と比べると

あまり知られていない秋田の錦石ですので

情報が少ないのですが

産地としては

南部の鳥海山周辺 の山麓・海岸

北部の藤里町などに分かれるのではないかと思われます


なんせ、石が採取された時代が古かったりして

かつての愛石家や業者さんも亡くなられたりしてきている

ので、詳しいことがよく分からないというのが実情です


なお、秋田と言えば

五城目孔雀 が有名です






横16×高さ(台込)13.5×奥13.5  2362g









やや上から


秋田の方(発送がヤマトの北秋田営業所)から

メルカリを通して、まとめて入手をしたうちの一石です


出品者のおじい様がたいへんな収集家のようです












横15.5×高さ9.5×奥9.5  2136g










この石も、秋田の方(発送がヤマトの北秋田営業所)から

メルカリを通して、まとめて入手をしたうちの一石です


秋田の藤里町(秋田県北部)の錦石のようです


この石は、おまけでいただいた石ですが、悪い石ではないので

いずれ台座を七里さんにつけてもらおうと思っています



台座が完成しました




紫檀の最高の台です
















横21×高さ(台込)16×奥12  4400g














やや上から


この石も、秋田の方(発送がヤマトの北秋田営業所)から

メルカリを通して、まとめて入手をしたうちの一石です


ずっしり重い秋田錦石です


出品者のおじい様がたいへんな収集家のようです















横14×高さ(台込)13.5×奥9.5  2641g













この石も、秋田の方(発送がヤマトの北秋田営業所)から

メルカリを通して、まとめて入手をしたうちの一石です


ちょっと羽茂五色のような秋田錦石です

メノウ化が進んでいます











横32.5×高さ(台込)16.5×奥13  4055g






















この石も、秋田の方(発送がヤマトの北秋田営業所)から

メルカリを通して、まとめて入手をしたうちの一石です


なかなかの秋田錦石です (秋田の緑青石かもしれません)  

渋味があります











横16×高さ17×奥15  3944g







写真だと、下がえぐれているように見えますが

えぐれていません






















左は、男鹿の青石


この石も、秋田の方(発送がヤマトの北秋田営業所)から

メルカリを通して、まとめて入手をしたうちの一石です


メノウ化が進んでいて

秋田の錦紅石と呼んでもいいくらいめちゃくちゃ美しい石です




台座を七里さんに、依頼しました




七里さんの撮影




台座が完成しました




紫檀の最高の台です















秋田孔雀石




横10×高さ(台込)7.5×奥4  475g




この石も、仙台の宝石店アレックスさんからいただいた

孔雀石の1つです



この石は

先代が亡くなられているのではっきりしたことは分からないそうですが

五城目とは別の場所で採れた秋田の孔雀石ということでした



しかし底をみると石英質で、五城目かもしれません











この石も、仙台の宝石店アレックスさんからいただいた

秋田孔雀石の1つです



横10.5×高さ7×奥8  741g









極上 秋田孔雀石


























本石は、一つ上の石と同質です




一つ上の石は、さらに一つ上の石と同質なので

3石は、同じ孔雀石ということになります







秋田の方(発送がヤマトの北秋田営業所)から

メルカリを通して、まとめて入手をしたうちの一石です


出品者のおじい様がたいへんな収集家のようです



とくにこの石は

≪美しく存在感があり、自慢だといってます≫

と説明にあり、おじい様の自慢の石で

87000円の価格がついていましたが

まとめ買いで安くしていただきました





緋山も、とくにお気に入りの石になりました





右は、男鹿の青石 (秋田の三大銘石)









鳥海山 ジャスパー




横18.5×高さ(台込)14×奥6.5  1513g




白山紋石庵の山下さんよりいただきました

子吉川(こよしがわ)で自採したものとのことでした



ウキペディアに

子吉川は、秋田県南部を流れ日本海に注ぐ

子吉川水系の本流で

流域面積において秋田県内第三の規模の河川である

上流は、鳥海川とも呼ばれている



鳥海山(標高2,236m)や、丁岳山地(ひのとだけさんち)の

三滝山(標高986m)、兜山(標高980m)等の渓流を集めて

北西に流れ、本荘平野の穀倉地帯を形成しつつ

由利本荘市街西部で日本海に注ぐ

とあります





鳥海と子吉川  転写








転写


鳥海山は、その山容の美しさから知られる

東北随一の名峰です



また 東北では、尾瀬の

燧ケ岳(ひうちがたけ・標高2356m・100名山)が一番高いですが

尾瀬より先の東北の山では、鳥海(標高2236m)が一番高いです



ちなみに、東北第二の名峰といえる

岩手山は2038m(100名山)



津軽県の名峰 岩木山は1625m(100名山)です



日本100名山の著者 深田久弥は

「名山と呼ばれるにはいろいろの見地があるが

山容秀麗という資格では、鳥海山は他に落ちない」

と述べています







日本100名山 朝日連峰 大朝日岳にて100名山 月山(がっさん)

月山の左奥に100名山 鳥海山






鳥海山 転写










鳥海山錦石


秋田県 にかほ市の金浦駅(JR羽越本線)より1分にある

天然石工房さとうのホームページによるとこうあります

https://r.goope.jp/10nenseki/free/stones


【 1970年、先代の 佐藤峯男(大正9年~平成3年)が

石好きが高じて貴石で 装身具 を作り始めました 】


【 鳥海山周辺 の山麓・海岸では 貴重な石が産出されておりました

本荘市・にかほ市周辺では、 赤玉石・瑪瑙石・珪酸化木 が産出され

先代は、それらを 鳥海錦石 と命名し広く紹介しておりました 】





昔の水石・美石の本なんかには

鳥海山のジャスパーが紹介されてたりしますが

ほとんど産出されなかったのか

近年では、耳にすることもないような感じの石です






横23×高さ(台込)18.5×奥9  4365g

















この石は、白山紋石庵の山下さんが

ヤフオクを通して、秋田の人から購入したものを譲ってもらいました


上の背面は磨かず、自然風に仕上げてあります

なにしろ綺麗な石です



なお、この石の後、山下さんは、同じ人か、別の人か忘れたそうですが

ヤフオクで、同様の秋田のジャスパーを2石か3石まとめて

落札したらしいのですが

水害にあられたようで、石は結局、送られてくることは

なかったんだそうです








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