荒川石 荒川は、荒川水系の本流で 源流は、奥秩父山系の 甲武信岳 〔こぶしだけ・甲州(山梨)・武蔵(埼玉)・信濃(長野)の県境にある山。日本100名山〕 だとされます 下流で隅田川が分かれ、本流・隅田川ともに東京湾に注ぎます 流域面積2940km²は、関東では利根川に次ぎます 長さ173kmは、利根川の支流 鬼怒川(177km)に若干及びませんが 関東3位、全国的には15位の大河です なお、御成橋(埼玉県鴻巣市・吉見町)付近の川幅は 2537mにもなり、日本最大です 甲武信ヶ岳に源を発し、秩父山地の水を集めながら秩父盆地まで東に流れ 秩父盆地から長瀞渓谷まで北に その後東に流れて大里郡寄居町で関東平野に出るそうです 熊谷市で南南東に向きを変え、川越市で入間川を併し 戸田市から再び東流、埼玉・東京の都県境を流れ 北区の新岩淵水門で隅田川を分けます その後足立区で向きを変えて再び南流し 江東区と江戸川区の区境で東京湾に注ぎます 秩父は、山石の宝庫で 私のサイトでは 古谷石、赤古谷石、砂岩質の古谷石、砂岩質の赤古谷石 亀甲石、日野竜眼石、チョコレート竜眼石 大滝の孔雀石、ムラサキ孔雀石、糸掛石 を掲載しています さらに、荒川上流では 全国的に有名な 梅花石 蛇紋岩の変質した 紅葉石(もみじいし) が産出します この他、山水景石としては 荒川上流域で、真黒系統の石が採取できます 荒川の真黒系統は、黒真黒、錆真黒、青真黒 に分けることができ 多いのは、錆真黒で 青も多いのですが、なかなか水石として観賞に値する 硬さをもつものはありません 私に最初に石を教えてくれた人が 秩父の寄居の方で、荒川はすぐそばにあります なので今ではほとんど手ばなしてしまいましたが 昔は、荒川の梅花石だけで部屋が埋まるほどもっていました 以下に掲載した真黒系の石は 全てその方の自採石を譲っていただきました この方は、まず石は買わないひとで 30年以上お付き合いしてきた間でも この人が石を買ったのは 下仁田菊花石と佐渡の錦紅石ぐらいなものでした むしろ、秩父の古谷石を業者が買い付けにきていました 掲載した石は そういう人からの入手なので 間違えなく 荒川の石です 数点ではありますが 「一生一石」 〔心から満足のいく石との出会いは一生に一石くらいなもの〕 と言われている水石の世界で むしろこれだけの数の良石を自採なされたことは すごいことと思います なお、私もこの方と、また単独で 何度も荒川に採石に行きましたが 真黒系で飾れるようなものとは一石も出会えませんでした クリックすると写真が拡大表示されます 横36.5×高さ11×奥33 16.67㎏ 手前に小高い山があり 奥に湖が広がる溜まり石です もともと溜まり石はそれほど興味はありませんが この石だけはすごいと思って購入しました 私の中では これを超える溜まりを見ていない と思えるほどお気に入りです 黒はやや薄い墨黒ですが かえってそれが上品で キンキンの質です 川ズレも抜群にいいです 日本200名山 北アルプス 大天井(おてんしょう)岳にて 中央奥に200名山 蓮華岳 その左となりは200名山 針ノ木岳。右となりは100名山 鹿島槍ヶ岳 日本100名山 燧(ひうち)ヶ岳より見る 100名山 日光白根山(奥中央左)と下に尾瀬沼 富士山頂より山中湖 転写 日本100名山 北アルプス 白馬(しろうま)岳の白馬大池(はくばおおいけ) 奥は200名山 朝日岳 横18×高さ17×奥9.5 およそ5㎏ この写真は、ジャグレを残して オイルを塗った状態です 水をかけないとやや青味がありますが 黒真黒でいいでしょう 日本200名山 北アルプス 餓鬼岳 横21×高さ11×奥19 およそ5.5㎏ 日本100名山 南アルプス 仙丈岳から、100名山 甲斐ヶ岳 錆真黒石 横22.5×高さ21×奥11.5 8㎏弱 青真黒石 日本200名山 日光連山の女峰山 日光連山は、男体山(100名山)、女峰山、太郎山(300名山)、大真名子山 小真名子山と親子になっています 日光には他に、日光連山最高峰の日光白根山(100名山)があります 山並と棚田の景 これは、拾った方は気づいていなかったのですが 右に里山の山があり 奥に山並がみえ その手前に、棚田が広がる景として観賞できます 新潟県十日町市の星峠の棚田 転写 横20×高さ(台なし)15.5×奥9 2785g フラッシュ撮影 ほとんどの人はこの向きでの観賞しようとするはずです この石は黒と青の中間色です 雪 山 景 横21×高さ(台込)15.5×奥5 1972g こういう石はあるように思えてなかなかありません 船頭に舟 横14×高さ8×奥5.5 950g 荒川上流部 長瀞渓谷ライン下り 転写 流れに竿(さお)さす船頭さん 左に雲
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