神居古潭石 〔茄子紺〕 神居古潭石の茄子紺色は 真黒・本真黒、輝緑(きりょく)とともに人気です 一般に、特有の模様をもつものがよいと信じられていますが むしろ模様のない全てが茄子色というもののほうが 得難いです いずれにせよ 川ずれがよく、色鮮やかなものが美しく 魅力があります クリックすると写真が拡大表示されます 横17×高さ(台込)36×奥12 およそ9㎏ この石は、菊花石・水石専門業者 天勝庵の渡辺さんよりいただきました 渡辺さんが、石友数人と、北海道に旅行をかけた探石にいったさい 現地の知人より購入してきたとのことです 横26×高さ(台込)3.5×奥14 1301g 景に山と土坡(平野・平地)をもつ 遠山土坡の石は多いですが こうした純粋の土坡で観賞に値する石はなかなかないものです この石は写真では判りにくいですが 中央右手前がへこんでいて 起伏があって、それが景をぐっとよくしています 横19×高さ(台込)7.5×奥9.5 1085g この石は、全て茄子紺色で 色が鮮やかでとてもキレイです 台座に森谷という名が掘ってあります おそらくこの方が自採し 自分で台座をつくって長く大切にしてきたのでしょう 私もお気に入りの石です 横19.5×高さ(台込)8×奥10.5 2388g この石は、亡くなられた一選堂(旭川の水石業者)の相内さんに 「色のいい茄子紺が欲しい」と探しておいてもらい 入手した石です この石もほぼ全で茄子紺色です 川ずれがとてもよく 肌はどこまでも滑らかで、とても美しい石です 横12.5×高さ(台込)25.5×奥7.5 2940g この石は、神居水石庵の陶山さん(旭川水石会副会長) から入手しました 陶山さんは、神居水石庵という 神居古潭をはじめとした北海道の石の展示場を営まれていて また、高齢になった地元水石会の会員の石を ヤフオクに出品してあげることなどをしている方です 陶山さん自身も76歳になられ ご子息が跡を継がないということもあり 石を、これからの人に譲っていこうとお考えで 神居古潭石の名石、秀石が、入手しやすくなっています そんな陶山さんは、古潭を1000石所有したそうですが 「茄子紺もいよいよこれが最後になってしまった」 という石を譲ってもらいました
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