錦珪化木 珪化木とは、鉱物学的にいうと 珪酸成分が多くなった=ジャスパー化 あるいはメノウ化された木の化石です そのうち、観賞石の分野においては 赤や青や黄色といったキレイな色のついたものを 錦珪木といいます 土岐石は、ウッディ―ジャスパー つまり 錦珪化木そのものです クリックすると写真が拡大表示されます 医王山の錦珪化木 横11.5×高さ(台込)5.5×奥6.5 478g 能登半島の大沢で、白山紋石庵の山下さんが自採した石をいただきました 久慈川の錦珪化木 15×10×13 およそ3㎏ 一部オレンジや赤のメノウが入った珪化木 関東のめのうといえば、久慈川のめのうです とりわけ久慈川水系の玉川が名高いようです 千軒産の錦珪化木 横16×高さ(台なし)14×奥16 およそ3㎏ 色は、このヤフオクの写真の方が 実物に近いです 背面を上から撮影 底 この石は、千軒産ということで購入しました なかなかみごとな錦珪化木です なお、千軒石(せんげんいし)は 日本300名山の大千軒岳(標高1072m)の 周辺の福島町、松前町、知内町の河川で採取される石とされます このうち 知内川(しりうちがわ)は、知内川水系の本流で 長さ 34.7 km アイヌ語の「チリ・オチ」(鳥・いる所)が語源とされます 松前郡福島町、大千軒岳脇の 燈明岳南東斜面に源を発し 東へと流れ、住川、綱はい川、頃内川などの支流を合わせ 津軽海峡に流入します 大千軒岳の位置 日本300名山の大千軒岳 転写 知内川 津軽錦石の錦珪化木 横15×高さ3×奥7 620g わりと一般的な津軽の珪化木だそうです 小田桐錦石研究所の小田桐さんよりいただきました 素晴らしい色合いの錦珪化木ですが、マメ石です 8.5×4.5×3 154g なお、錦珪化木は 1つあるいは1種類の樹木によって形成されているとは限りません 様々な樹木が折り重なって埋没し、熱変性を起こし 谷川などに転がって小さくなったものもあるわけです この石は、木目の方向がぐじゃぐしゃです 横9×高さ(台込)13×奥7 1087g この石は、天然石大好きさんより譲っていただきました 天然石大好きさんのブログに 今回の錦珪化木の特徴は、何と言ってもトラを思わせる模様でしょう 年輪の部分の不純物の混じり具合や珪酸化の具合で こうなったんでしょうが、面白い模様です 台座は神代欅(千数百年地中で埋もれてて不純物が浸み込み茶色になった欅) で製作しまして 今回は浸透性樹脂の塗布は止めにしましてナチュラル仕様となってます (神代欅の凄い匂いが今もプンプン匂います(^^;;)) とあります 横13.5×高さ(台込)9×奥10.5 1069g 小泊産、津軽錦石 |