日本真玉 〔御牧真玉・エンペランダム〕 横16.5×高さ4.5×奥10.5 1249g かなり硬質(キンキン)で、真黒の神居古潭石に 金属物質を混合したような質感、色調、光沢をもちます この石は、長野の月水苑の月水さんからいただきました 先生はこの御牧シンギョクのほとんど唯一の研究家です 先生のお話では 神居古潭石の良さもたくさんあります ただ、コタンというのは粘りある「軟玉] ネフライト(軟質の翡翠)の鑑賞石みたいな感じです 〔古潭の硬度は5.5程度。ネフライトは6~6.5ほどとされる〕 かたや御牧ニホンシンギョクはと言うと シンギョクを磨いたものに ブラックサファイアと青味のある本サファイアとを 擦り合わせていくと 何度やっても、サファイアが擦れていきます バレル研磨でもダイヤモンド研磨材と コランダム研磨材にて夜通し 24時間、3ヶ月磨いて、ようやく鏡面になります とのことです つまり、シンギョクは、コランダム以上の硬度をもつとのことです 「コランダム」とは 酸化アルミニウムの結晶からなる鉱物で 鋼玉(こうぎょく)と呼ばれ モース硬度はダイヤモンドに次ぐ9あります 純粋な結晶は無色透明ですが 結晶に組みこまれる不純物により、ルビー(赤色) サファイア(青色など・赤色以外のもの)と呼ばれます また、先生によると 「御牧」というのは広義の地域名で 採取は主に、依田川(よだがわ)、鹿曲川(かくまがわ)、その周辺の山や沢です 千曲川は、火山灰と海底粘土の降り積もったところを流れ、砂と泥の河川です このため、シンギョクは重すぎて、そのほとんが泥に深く沈んでいて 採取は、ほぼ不可能と言えるでしょう とのことでした 依田川、鹿曲川は、信濃川水系の河川です 〔 信濃川は、新潟県および長野県を流れる河川 全長367kmは日本1位。流域面積11900km2は日本3位 このうち信濃川と呼ばれているのは新潟県域のみで 長野県にさかのぼると千曲川と呼称が変わる なお信濃川と呼ばれている部分が153kmなのに対し 千曲川と呼ばれている部分は214kmと千曲川の方が長いが 河川法上では千曲川を含めた信濃川水系の本流を信濃川と規定している 〕 エンペランダムの名称は 「皇帝のコランダム」を意味するそうです シンギョクは 「水石のなかの宝石」 と呼べる 石質(硬度)と色調を具えている と、月水先生は語ります これは、光沢にあるようです 先生のお話をまとめると 神居古潭石、また只見川等の真黒石の光沢は 翡翠に似た樹脂光沢、ロウ光沢であるとのことです 糸翡翠のロウ光沢 海岸で採取された結晶ギラギラの翡翠 翡翠の結晶は、このように 味の素を固めたような感じになっています 蛇紋岩の変成したものとされる神居古潭石の本真黒 黒色は、ロウ光沢ゆえに しっとりと深みのある色調です これにたいして シンギョクは、金属光沢、金剛光沢(金剛とはダイヤのこと) 碧玉光沢(碧玉とはジャスパーのこと)をもつ とのことです 津軽錦石 ジャスパー質の輝き ジャスパー質の五城目孔雀石 中に水晶がぎっしり詰まっている 【 石英鉱物は、目に見えるほど大きく結晶しているもの つまり顕晶質(けんしょうしつ)のものを「水晶」と呼びます 一方、ミクロサイズの結晶が集まった 潜晶質(せんしょうしつ)のものは 「カルセドニー」(玉髄)、「瑪瑙」(アゲート) 「ジャスパー」(碧玉)に分けられます 「カルセドニー」(玉髄)と 「瑪瑙」(アゲート)は、半透明なモノ 「瑪瑙」(アゲート)は カルセドニーのなかで模様の美しいモノをいいます これに対し、ジャスパーは不透明なモノを指します 】 倍率1000倍で撮影された シンギョクの結晶とのことです さて、このようなシンギョクを 先生は、最高権威である筑波大学の鉱物学の教授に 鑑定してもらっています 先生のブログに もう数年も前、、、、 国を代表する学者が集まるエリート集団が筑波にあります そこで、この仮称エンペランダムを鑑定してもらった際、、、、 ナント【角閃石】という同定をいただきました?(・_・; 角閃石です~? 言い方悪いですが、、、、「御用学者」様です? 国を代表できるエリート様??イヤー参りました! このような初歩的ポカができるのも特権なんですかなネェ~~ 光沢、、、硬度、、、比重、、、みなちがいます! (中略) 彼らでも 判断できない程の「マテリアル」(物質・素材)…… であったことを証左したわけです それだけ難解なんです~! そしてそれだけ高度な物質であると言えるでしょう~~ いつの日か歴史が証明することでしょう わたしが生きている間なのか、、、何世代先であるのか?
角閃石の硬度は5.5 神居古潭石と同じですね シンギョクに関して 先先がいう 波動、エネルギー、効能 などは 正しいかどうか 私には分かりませんが ただ、硬度や光沢から言えることは どう考えたって (私のようなシロウトが見たって) これが「ふつうにそこらにある石(角閃石)じゃねぇだろ」 という話にはなりますよ(笑) シンギョクのキャッチフレーズ 「アストランティス伝説の現代に蘇ったオリハルコン」 についてもふれておきましょう オリハルコンとは ウキペディアやピクシブ百科事典をはじめとする サイトの記事をまとめると 古代ギリシア・ローマ世界の文献に登場する伝説の金属である 最も有名な文献は、プラトンの対話編で そこに、アトランティス大陸に存在したと書かれている 古代ギリシア時代の文献で この言葉が指す意味は多用ではあるが 真鍮や青銅などの銅系の合金を意味すると思われる状況が多く 帝政ローマ期以降は考古学的にも明確に真鍮(しんちゅう)を指す ということのようです なお、真鍮(黄銅)とは、銅と亜鉛の合金で 割合は、特に亜鉛が20%以上のものといいます 銅60%・亜鉛35~40%の合金がふつうに使われているようです そもそも「金属」の定義に加工性をもつというのがあり 圧迫することでのびる性質を「展性」 引っ張る力でのびる性質を「延性」といいます モース硬度は、純金は2.5 鉄は4です (チョークが1、ツメが2.5、歯が5~7(エナメル質が6~7、象牙質が5~6) なので、シンギョクの硬度がコランダムの9を超えるとなると 金属の定義には当てはまりません ちなみに 古谷石が4.5、神居古潭石が5.5 翡翠やジャスパーが7~6.5といいます 古谷石なんかでも 鉄ブラシよりも硬いので 鉄ブラシで、肌を傷つけず 泥を落とすことができるわけです 話をオリハルコンに戻すと 日本の様々なアニメ作品に登場しています 一例をあげると 海のトリトン アニメ版 (手塚治虫の原作・ アニメ版は、1972年にTBS系列で全27話が放送) 主人公トリトンの短剣、敵対するポセイドン族の巨大な神像が オリハルコンでできている オリハルコンの剣は超高熱を発する力を持つ 短剣はマイナス、神像はプラスの相反するエネルギーを持つ ● アトランティス 古代ギリシアの哲学者 プラトン(前427~前347)の 「対話篇」を唯一の資料とする伝説の大陸 ソロン〔前640頃~前560頃・古代ギリシアの政治家。詩人 もろもろの改革を行いギリシアの民主政治の基礎をつくり 古代ギリシアの7賢人の1人とされる〕という登場人物が エジプトに旅行したときに当地の神官から聞いた話 8千年以上も昔のアテネ人の武勇談 のなかに出てくる大陸 それによると、アトランティスは、小アジア(トルコ)と リピュア(アフリカ)をあわせたよりも大きく ヘラクレスの柱(ジブラルタル海峡)西方のアトランティス海(大西洋)に存在した 海神 ポセイドンの5組のふたご10人が、島を10に分けて支配していた 長子のアトラスが全土の王で、近隣の島々やリビュアの一部 エジプト、エトルリア(イタリア中部)を領土にしていた アテネの人々はアトランティスの侵略をゆるさず、逆に攻め上った ところがあるとき、巨大な地震と洪水によって アトランティスは、1日1夜にして海中に沈んでしまった ロストワールド(失われた世界)として ムー大陸〔レムリア大陸。南太平洋南東部のイースター島 (モアイ像で有名)の巨石文化などと関連して語られる 太平洋にあったという伝説の大陸〕とともに有名 ちなみに、プラトンの「対話篇」(30篇)は 師のソクラテスを主人公として さまざまな論題について 対話形式で哲学的議論が交わされる内容で プラトンの現存する著作の大半は対話形式を取っていて 一部の例外を除けば、師のソクラテスを主要な語り手としています 横17.5×高さ11×奥8 1767g この石は、緑がかっいて 色調が魅惑的です 景も、わたしの好みです 横19×高さ11×奥13 およそ3.4㎏
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