緋山酔恭「山水石美術館」 石質への注意喚起① 佐渡の赤玉石編



石質への注意喚起①

佐渡の赤玉石編

(七里さんとの会話)




















母岩がボロボロのなのに≪硬度と重量を兼ね備えた≫ (・_・?)


最終的に11万円(税込み)で落札されました



75人も入札しています




B











この石も、かなり風化が進んでいるのにもかかわらず

≪硬度と重量を兼ね備えた≫と書いています

最終的に34100円(税込み)で落札されました
















この石を前の2石よりはましで

下の方は、なんとかジャスパーと言える質ではあります


しかし、目立つ傷みがない以前に

上部が風化していますし

ジャスパーと言える部分も風化部分に近く、質はよくありません



また、タイトルで羽茂五色を匂わせていますが

根拠もなしに

なんでもかんでも羽茂にしないでほしいものです


最終的に82500円(税込み)で落札されました




ただ、これらの石は、たぶんちょっと石に詳しいぐらいの骨董商の方が

つまり、それほど知識のない人が

出品ているようですし

また、この程度の誇張ならば、ぜんぜん悪質性はないと思います


問題は、入札する水石家の審美眼にあるわけです







音声にある 鈴木広寿さんの台座





桐生の名人と称された

小黒さんの台座 (石はと秩父の赤古谷石)









以前、ヤフオクで32万いった佐渡と称する石






めちゃくちゃ綺麗な赤玉石





佐渡のジャスパーの自然石は

このように鉈(なた)で割ったような状態で存在します


(緋山の最初の師匠の自採石で

師匠は大工だったので、台座は師匠の自作)





この石は、嵐渓石(新潟県の石、22㎏)ですが




この石を購入するというのは

上の嵐渓石の



この部分を買うようなものです





最後に、本当の羽茂五色の質が

いかにすごいかを

紹介しておきます


この石や




この石との




石質の違いが

はっきりと理解できるとおもいます



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続編 石質への注意喚起②

多摩川石と文化編




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