ジャグレ石 ジャグレとは、削られたり、えぐられたりして 肌のむき出しになった部分をいいます このジャグレをもつ石が、ジャグレ石です 水石収集の初心者は みんな と言っていいほど このジャグレや溜まりに憧れをいだきます 「自分も所有したい!!」と憧れをもつのです なにしろ、硬質で叩くとキンキンするような石がえぐれて 川ズレと絶妙な調和を醸し出すわけですから 魅了されないわけはありません 土坡石(平地をもつ石)などに初めからあこがれる人は それまでよほど自然をみてきた人ではないでしょうか? なお、ジャグレとは 蛇行のあとを思わせることから 蛇崩(じゃくずれ)の転語などと考えられています また、ジャグレと川ズレのバランスは 7対3がいいといった話も聞いたことあります ジャグレができた原因については ジャグレを考察する に書きました クリックすると写真が拡大表示されます 千軒石 横31×高さ(台込)18×奥19 およそ12.5㎏(台込) 千軒石 横24×高さ(台込)9×奥17 およそ4.5㎏ 千軒石 横47×高さ37×奥24 およそ41㎏ 川ズレとジャグレは7対3が理想と言いますが 個人的には、川ズレとジャグレのバランスはこれくらいが好みです この石は、ちゃんと庭のある方に愛でてもらったほうが 石にとって幸せであると感じ、手放しました 千軒石 横27×高さ(台込)9×奥17 4㎏強 左になだらかな山をもつ山形石、または島形石 どちらでもみれる石です 千軒石 横29.5×高さ(台込)13×奥19.5 およそ5㎏ この石は奥に山があり、ジャグレを雲海にみて 雲上の山の景にみれます やや山が奥へ倒れる感じなので 写真では平坦にみえてしまいますが、ちゃんと山になっています 千軒石 横22.5×高さ(台込)10.5×奥17 およそ4㎏ なだらかな山形、島形 どちらでもみれます 千軒石 横24×高さ7×奥16.5 2657g えぐれてなくても この石のように表面が擦れてむき出しになった状態もジャグレと呼びます 揖斐川のジャグレの特徴もこうしたものです 千軒石 横15.5×高さ(台込)7×奥10.5 902g 千軒石 横20.5×高さ(台込)11×奥14 3㎏強 千軒石 横29×高さ(台込)15.5×奥13.5 およそ6㎏ 千軒石 横28×高さ(台込)15×奥14.5 およそ5.5㎏ 神居古潭石 〔輝緑と緑泥の中間色〕 横16×高さ(台込)10.5×奥11 1422g 神居古潭石 〔緑泥〕 横23.5×高さ(台込)10×奥17 およそ4.5㎏ 北アルプス 三俣蓮華(みつまたれんげ)岳より日本100名山 黒部五郎岳(左) カールの美しさで知られます スプーンでこそぎとったようなカール(ジャグレ)をもちます 神居古潭石 〔硬質緑泥〕 左右にスプーンでこそぎとったようなジャグレをもちます 横28.5×高さ(台込)11×奥18 およそ5.5㎏ 神居古潭石 〔本真黒〕 横14.5×高さ(台込)7×奥8.5 795g 神居古潭、とりわけ真黒・本真黒というのは なかなかジャグレることがないし こぶりながらこれだけ景のよい山形石は得がたいものです 底をみると、茶色の斑がみられるように 本真黒の最高の質です 神居古潭石 〔真黒〕 横24×高さ(台込)13.5×奥14 およそ4㎏ トマム川石 横24.5×高さ(台込)10×奥12 2376g 長内川石 (おさないがわいし) 横40×高さ(台込)17×奥28 およそ17.5g 長内川石 横34×高さ17.5×奥14 およそ9.5㎏ 伊南川石 (いながわいし) 横36×高さ14.5×奥20 およそ10.5㎏ 横28×高さ17×奥21.5 およそ11.5㎏ 横22×高さ23×奥16 およそ11㎏ 伊南川石 横16×高さ(台込)27×奥13 およそ5㎏ 伊南川石 横25×高さ(台込)24×奥12.5 11㎏弱 ジャグレ方が揖斐川石に似ています 伊南川石 横19×高さ8.5×奥10.5 2554g 伊南川石 横30×高さ(台込)14×奥11.5 およそ4.5㎏ 伊南川石 横29×高さ(台込)22×奥14.5 およそ13㎏ 日本300名山 浅草岳(1586m)からみた 鬼ガ面山(おにがつらやま・1465m) 転写 転写 転写 只見川石 横26×高さ12×奥16 6.5㎏弱 只見川石 横24×高さ11×奥16 およそ4㎏ この石は、緑の只見です 珍しいと思います ジャグレと溜まりを持ちます 只見川石 横25×高さ14×奥24 およそ9㎏ 川より揚げられてから 部屋に数年ほど放置しておいたら 少し黒くなってきました 雄勝石 (おがついし) 横42×高さ19×奥19 14㎏弱 新田川石 (にいだがわいし) 横42×高さ(台込)18×奥28.5 およそ13.5㎏ 阿賀野川石 横25×高さ15×奥15 6㎏弱 川ズレとジャグレとのバランスがよい山形石です 阿賀野川石 横28×高さ17×奥16 7.5強 この石も、川ズレとジャグレとのバランスが面白い山形石です 仙見川石 横32×高さ28×奥21 およそ19㎏ 仙見川石は、八海山石に次ぐ新潟県の名石として名高いです 荒々しく川ズレしたその石肌は 八海、揖斐、佐治とも違い目を見張るものがあります 八海山石 横39×高さ21.5×奥23.5 およそ25㎏ 八海山石 横20×高さ10×奥11.5 およそ2259g 八海山石 横25×高さ22×奥18 10㎏弱 茅舎(くずや)風の雨宿り石です 渓谷にかかる猿橋の景でも 観賞できる石です 八海山石 横22.5×高さ(台込)20×奥13 およそ7㎏ 横34.5×高さ16×奥145 およそ6.5㎏ 横30×高さ21.5×奥21 およそ13㎏ 荒井川石 横24×高さ(台込)15×奥13 4㎏弱 蛇尾川石 (じゃびがわ・さびがわいし) 横23×高さ9×奥14.5 およそ4㎏ 桐生川黒石 横20.5×高さ27×奥14 およそ7.5㎏ 桐生川黒石 横34×高さ18×奥12 およそ8.5㎏ 桐生川黒石 横30×高さ10×奥25 およそ8㎏ 茨城 久慈川石 横23.5×高さ16×奥10 4㎏強 荒川 黒真黒石 横18×高さ17×奥9.5 およそ5㎏ この写真は、ジャグレを残して オイルを塗った状態です 水をかけないとやや青味がありますが 黒真黒でいいでしょう 荒川 錆真黒石 横21×高さ11×奥19 およそ5.5㎏ 荒川 青真黒石 横22.5×高さ21×奥11.5 8㎏弱 荒川石 横20×高さ(台なし)15.5×奥9 2785g 新潟県十日町市の星峠の棚田 転写 右に里山の山があり 奥に山並がみえ その手前に、棚田が広がる景として観賞できます 天竜川石 横32×高さ(台込)28×奥9.5 およそ17.5㎏ 横32×高さ(台込)28×奥9.5 およそ17.5㎏ 愛知川石 (えちがわいし) 横41×高さ14.5×奥26.5 およそ16.5㎏ 帝釈川石 横14×高さ20×奥8 2470g 好間川石 (よしまがわいし) 横23.5×高さ17×奥14 およそ6.5㎏ 加茂川石 横15×高さ(台込)11×奥9.5 1070g 石手川油石 横24.5×高さ(台込)13.5×奥21 およそ7.5㎏ 佐治川石 横18.5×高さ(台込)325×奥24.5 およそ13㎏ 外装をまとった佐治の傑作です 中の芯もみえていますが 味わいのある質です 佐治川石 横31.5×高さ(台込)9×奥21 5㎏強 佐治川石の芯 独特のジャクレ方をして、なんともいえない肌合いを生じています 佐治川石 横28×高さ(台込)7×奥16 2854g 佐治川石の中でも別格の人気を誇る 針鋸肌の真黒、その川ズレです 佐治川石 横18.5×高さ(台込17×奥65 2488g 芯の部分が、川底に埋まり 長年、砂利によって削られることで このような石になったのでしょうか? もし仮にそうだとすると、佐治川石というのは 外装をまとった石 外装を取り去った芯の石 芯が川底で砂利によって削られて生まれた石 というように 3段階楽しめる石 3度美味しい石 と言えます 横29.4×高さ(台込)22.3×奥18.2 およそ12.5㎏ キンキンの質、屏風の山岳に雲がかかった景 まさに、最高の石です 横47×高さ(台込)8.5×奥21 4.5㎏ 時代を感じさせる桐箱です 叩くとカンカン清音が響きます ジグレ感が素晴らしい 底切りですが、綺麗に直してあります 台座も悪くありません 揖斐川石 横25×高さ(台込)10.5×奥18 およそ4㎏ 揖斐川石 横34×高さ13.5×奥22 およそ8.5㎏ 揖斐川石 横17.5×高さ(台込)11.5×奥6 1073g 揖斐川石 横26×高さ(台込)23.5×奥19.5 およそ9.5㎏ 揖斐川石 横20×高さ(台込)9.5×奥10.5 1481g 揖斐川石 横24×高さ(台込)12.5×奥6.5 1738g 揖斐川石 横18.5×高さ(台込)11.5×奥10 1362g 揖斐川石 横16.5×高さ(台込)12×奥16 2782g 揖斐川石 横13×高さ(台込)11.5×奥8 985g 揖斐川石 横20×高さ(台込)16×奥10.5 2219g
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