緋山酔恭「山水石美術館」 七里さん音声 ロウ引きについて
石友さんの孔雀石 10㎏級 石質は石灰岩
美濃 金生山の化石花瓶
質は石灰岩が変質した大理石ですが
めちゃくちゃ艶がでます
大理石のモース硬度は3~4で柔らかい石ですが
ピカピカになります
基本、石は硬度が高いと艶もよくなりますが
大理石は硬度が低いのに、例外的にピカピカになります
なお、七里さんの場合、乾式の50、100、200
湿式の200、500、1000、2000、3000 という段階で仕上げます
100、200で小傷をしっかりとってからつぎの番手にすすまないと
1000番からは、石が削れないので
当然、小傷が残るわけです
要は、ロウ引きは、艶を出すためだけでなく
小傷を埋めるためになされているということです
石が売れた時代は、たくさん作って売りたいので
小傷をとらずに、ロウ引きし
ひどいものになるとニスを塗って、小傷を埋めて、製品化されてきた
というわけです
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